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射出成形技術

射出成形に用いる金型とは

射出成形加工において使用される金型とは、プラスチックを決まった形にするための金属製の型のことを言います。金型は、成形品の周りを囲んで凸部と凹部に分けて製作されます。プラスチック部品の形・寸法・精度を決定するため、射出成形加工において極めて重要な器具です。

射出成形用金型 写真

射出成形用金型 機構

金型製作にあたっては、射出成形加工に関する知識と経験が求められます。例えば、高温で溶融されたプラスチックを冷やして硬化させるための冷却水の配管やスムーズに離型させるための抜き勾配、アンダーカット部を含む複雑形状の部品の成形を可能とするためのスライド機構などです。射出成形加工に関する知識を有することによって、金型の設計段階からプラスチック射出成形加工の量産を考慮した金型設計を行うことが可能となります。これにより、成形のトライ&エラーによる金型の追加製作によるコスト発生を抑えることが可能になるのです。したがって、プラスチック製品の設計者は、プラスチック射出成形に関する知識を持つことによって、自社の金型製作費用を抑えることができ、開発段階でのコスト削減を図ることができます。さらには、量産段階での不具合発生率を抑えることができ、トータルコストダウンを図ることが可能となります。

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